「日報を書く時間って無駄だよね」と思う君へ。
昭和のおっさん経営者から、その時間が10倍価値あるものに変わる話をさせてほしい。
「毎日まいにち、日報を書く時間って本当に無駄だよね。タイパが悪すぎるし、スマホのチャットでサクッと終わらせればいいのに」
若い人たちがそんな風に感じているとしたら、それもすごくよく分かるんだ。仕事が終わって疲れているときに、今日やったことをわざわざ文章にまとめるなんて、ただの義務的な作業に思えて嫌になるよね。
「日報を書かされる」と思うと苦痛だけどさ、これ、裏を返せば「会社のお金(就業時間内)をもらいながら、自分のビジネススキルを爆発的に高める無料のトレーニング」でもあるんだよ。
日報をただ「やったことの箇条書き」で終わらせたら確かに無駄だ。だけど、もしそこに「今日気づいたこと」や「次はこう改善してみよう」という、君なりの思考を少しだけ乗せてみたらどうなるか。
それは、自分の仕事を客観的に振り返って『言語化』する、ものすごい訓練になるんだ。
この「言語化する力」や「自分の仕事を振り返って改善する力」というのは、将来君がどんな会社に行っても、あるいは自分で独立してビジネスを立ち上げることになっても、絶対に必要とされる『本物の実力』なんだよ。人を動かしたり、組織を仕組み化したりするときに、この日報で培った力がそのまま生きてくる。
もしこれが、まったく日報がなくて、上司も君が今日何をしたのか興味を持たないドライな会社だったら楽かもしれない。でもそれは同時に、君がどんなに工夫して頑張っても「誰も気づいてくれない」という寂しい環境の裏返しでもあるんだ。
俺たち昭和の世代は、もうすぐ君たちに次の時代を譲っていくことになる。いつまでも君たちの隣でお守りをしてあげることはできない。
だからこそ、与えられたルールを「無駄だ」と切り捨ててしまうのではなく、そこにある時間を自分の武器として使い倒してみてほしいんだ。
日報という小さな打席を使って、君の『考える力』をノビノビと育てていってくれたら、おっさんはこれ以上嬉しいことはないよ。君のこれからの成長を、心から応援しているよ。
